脳研究から情報処理へ : 脳型コンピュータ開発にむけて
書誌事項
- タイトル別名
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- Brain Computing and Brainware
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説明
脳は情報処理の仕方(アルゴリズム)を自動獲得するシステムで、工学的にはメモリーベースアーキテクチャの非フォンノイマン型コンピュータである。脳型コンピュータがアルゴリズムを自動獲得する基本素子プロトタイプは、学習性と超並列性兼ね備えたシリコン半導体LSIチップとして現在工学実現されつつある。さらに将来は、脳型コンピュータは従来のプロセッサベースアーキテクチャのフォンノイマン型コンピュータと同様に計算汎用性をもちながら、柔らかい情報処理を行うことができるようになるなど、従来のコンピュータと相補的に新しい情報世界を拓くだろう。ここでは、脳型コンピュータがアルゴリズムを自動獲得し、その獲得するアルゴリズムの目的・評価も自動決定できる戦略(プレインウェア)を脳そのものの研究によっても明らかにすることにより、実用システムとしての脳型コンピュータを研究開発する努力とその過程について紹介する。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム
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電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム 96 (596), 1-13, 1997-03-18
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570291227493165952
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- NII論文ID
- 110003179927
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- NII書誌ID
- AN10013141
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles