脳研究から情報処理へ : 脳型コンピュータ開発にむけて

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タイトル別名
  • Brain Computing and Brainware

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説明

脳は情報処理の仕方(アルゴリズム)を自動獲得するシステムで、工学的にはメモリーベースアーキテクチャの非フォンノイマン型コンピュータである。脳型コンピュータがアルゴリズムを自動獲得する基本素子プロトタイプは、学習性と超並列性兼ね備えたシリコン半導体LSIチップとして現在工学実現されつつある。さらに将来は、脳型コンピュータは従来のプロセッサベースアーキテクチャのフォンノイマン型コンピュータと同様に計算汎用性をもちながら、柔らかい情報処理を行うことができるようになるなど、従来のコンピュータと相補的に新しい情報世界を拓くだろう。ここでは、脳型コンピュータがアルゴリズムを自動獲得し、その獲得するアルゴリズムの目的・評価も自動決定できる戦略(プレインウェア)を脳そのものの研究によっても明らかにすることにより、実用システムとしての脳型コンピュータを研究開発する努力とその過程について紹介する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570291227493165952
  • NII論文ID
    110003179927
  • NII書誌ID
    AN10013141
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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