海馬錐体ニューロンダイナミクスのシミュレーション

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  • Simulation Study on Dynamics of Hippocampal CA1 Pyramidal Neuron

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樹状突起には膜電位依存性のイオンチャネルが分布し、能動的な性質を有することが最近の生理実験により明らかにされてきている。ここではそのニューロン情報処理における役割を知るために、コンパートメントモデルを用いてシミュレーション実験を行なった。その結果、(1)抑制性シナプス入力はその強度と投射位置によって活動電位の最初に生じる位置とその伝導範囲を修飾することが示された。(2)Ca^<2+>電流およびCa^<2+>依存性K^+電流を考慮することで活動電位振幅の減衰特性が再現されることがわかった。

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