Ku Ka衛星電波の降雨減衰特性の比較検討と交差編波位相との関係

書誌事項

タイトル別名
  • Rain Attenuation Characteristics on Ku-band and Ka-band Satellite- to-Ground Paths related to Cross-polarized Phase

この論文をさがす

説明

大阪電気通信大学(寝屋川市)構内の衛星通信実験局で過去5年間同時に連続測定を行ったKu帯(BS、12GHz)とKa帯(CS、20GHz)衛星電波の降雨減衰特性の比較検討を行った。両周波数帯の減衰量の比率は、名年毎の統計および降雨事象毎の平均値においてほぼ2.0-4.0の間に分布し、この変動は総降水量や平均降雨強度よりもむしろ、雨滴粒径分布の種類による伝搬路の質的な変化に関係することが、両者の減衰係数α(db,km)を調べることにより分かった。また降雨減衰比はKa帯交差偏波位相の測定値と相関を示し、減衰比と交差偏波位相のいずれの値も、代表的な雨滴粒径分布モデルの予測する範囲と良く一致する。

収録刊行物

  • 信学技報

    信学技報 A P93-26, 1993

    一般社団法人電子情報通信学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177451041792
  • NII論文ID
    110003248064
  • NII書誌ID
    AN00347344
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ