有機DMNP結晶コア・ファイバーを用いたEO光変調素子
書誌事項
- タイトル別名
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- Electro-Optic Modulator Using Organic DMNP Crystal Cored Fiber
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説明
有機結晶は成長・加工技術が困難なため、非線形光学の分野では電場配向ポリマーに比べてあまり研究が進んでいない。本研究の目的は、有機結晶コア・ファイバーを用いたEO光変調デバイスを提案し、その効果を確かめることである。コア材料としてDMNP(3, 5-ジメチル-1-(4-ニトロフェニル)ピラゾール)を用いた。この材料を Bridgman-Stockbarger法により中空ガラスファイバー内に結晶成長させ、単結晶コア・ファイバーを作製した。交流電圧印加により被変調光(632.8nm)に対するEO効果を確認した。最大のポッケルス係数成分r23の値を測定したところ19pm/Vとなり、理論値とほぼ一致した。今後の課題として、クラッド研磨による半波長電圧の低減を検討している.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. OME, 有機エレクトロニクス
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電子情報通信学会技術研究報告. OME, 有機エレクトロニクス 97 (311), 1-5, 1997-10-14
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570854177467259776
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- NII論文ID
- 110003300625
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- NII書誌ID
- AN10013334
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles