Photodynamic Therapyとエトレチナート内服併用療法が奏効したOral Florid Papillomatosisの1例
書誌事項
- タイトル別名
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- Successful Treatment of Oral Florid Papillomatosis with a Combination Modality of Photodynamic Therapy and Oral Etretinate
抄録
73歳,女性。平成14年6月頃より歯肉に紅色のカリフラワー状の結節が出現。その後,上口唇,頬粘膜にも拡大し,平成15年2月当科を受診した。初診時,上口唇,歯肉,両頬粘膜にカリフラワー状の結節が多数みられた。皮膚生検よりoral florid papillomatosisと診断した。広範囲に腫瘍がみられたため,平成15年3月よりphotodynamic therapyを施行した。施行後3日目頃より腫瘍の縮小がみられた。2~3週間毎に施行し腫瘍は4分の1以下に縮小したが,一部で縮小したところより増大傾向を示したため平成15年10月よりエトレチナート内服を追加したところ,腫瘍の再発はみられなくなり,平成15年3月にはほぼ消失し,その後5ヵ月間再発はみられない。
収録刊行物
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- 皮膚の科学
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皮膚の科学 3 (5), 485-488, 2004
Meeting of Osaka Dermatological Association/Meeting of Keiji Dermatological Association
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570854178406920448
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- NII論文ID
- 130004547065
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- ISSN
- 13471813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles