周波数掃引音を用いた結合音[f_1-k (f_2-f_1)]の知覚閾値測定
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- 蘆原 郁
- 電子技術総合研究所基礎計測部
書誌事項
- タイトル別名
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- Psychophysical measurements of combination tones [f_1-k (f_2-f_1)] using frequency sweep tones
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説明
2kHzから26kHzまでの様々な周波数の原音に対する聴覚の非線形結合音の知覚閾値を調べるため、周波数掃引音を用いる簡易測定法を実施した。その結果、原音の周波数が2kHzから4kHz付近では、30dBSPL程度の原音で結合音が発生するが、原音の周波数の上昇にともない、特に16kHz付近では、急激に結合音の知覚閾値が上昇し、20kHzをこえる原音では、提示音圧が95dBSPLになっても結合音が発生しないことが確認された。また、被験者が周波数の下降する音を聞き分けることさえできれば、本手法が簡易測定法として有効であることが示された。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
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電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 98 (247), 31-38, 1998-08-27
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571135652406862976
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- NII論文ID
- 110003284400
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- NII書誌ID
- AN10164817
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles