側抑制を用いた明るさ知覚の特徴抽出モデル
書誌事項
- タイトル別名
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- A feature extracting model on brightness perception with lateral inhibition
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説明
明るさ知覚の空間的錯視現象であるマッハバンドを説明するモデルとして,生理学的知見に基づく側抑制モデルや受容野モデルが提案されている.しかしながら,近年,ステップ状の入力に対してマッハバンドが消失することが報告され,上述のモデルと矛盾が指摘されている.我々は側抑制を用いた明るさ知覚の特徴抽出モデルを提案し,マッハバンド消失の説明を説みる.本モデルは側抑制,側抑制パターンの変化率の計算,変化率のピーク検出,そしてピーク近傍の区間からのだけの側抑制パターンの出力という4つの過程で構成される.シミュレーションの結果,本モデルがマッハバンドの消失はもちろん同時対比,クレークオブライエン錯視等の空間的錯視も説明できることを示す.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
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電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス 93 (84), 143-148, 1993-05-28
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571417127384796032
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- NII論文ID
- 110003287253
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- NII書誌ID
- AN1001320X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles