<ノート>Blissに於けるBertha Youngの幸福感についての一考察
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- 多田 美弥子
- 北海道東海大学芸術工学部
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of the Bertha's bliss
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説明
キャサリン・マンスフィールドは1888年にニュージーランドで生れた。1903年姉妹達と共にロンドンのクイーンで, カレッジに入学し1906年まで在学した。その当時より作家を志した。両親は強く反対したが後には, 心ならずも彼女の願いを聞々入れた。このようにして, 再びロンドンに出て作家への道を遇進した。Blissは自分をとても幸福だと思う女性の物語である。幸福とは何であろうか。彼女は何でも一若さ, 赤ちゃん, 友達, 屋敷, 庭一持っている。夫とはまだ愛し合っているし"いい友達"である。彼女は根拠のない幸福の園を作り上げ, 自分に幸福だと思い込ませる。夫婦として不自然な間柄なのだから, 彼女の幸福の園は単なる幻想で, "bliss"ではなく"euphoria"である。この章では彼女の幻想を指摘し, 次の機会にその秘密を洞察する。
収録刊行物
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- 北海道東海大学紀要. 芸術工学部
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北海道東海大学紀要. 芸術工学部 11 31-38, 1991-02-20
北海道東海大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571698601735496064
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- NII論文ID
- 110000213984
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- NII書誌ID
- AN00230700
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- ISSN
- 02884992
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles