側抑制機構の数理モデルとカラー画像処理への応用

書誌事項

タイトル別名
  • Application of Lateral Inhibition Model to Color Image Processing

この論文をさがす

説明

人の視覚系には, 正反応と負反応の2種類の視覚特性が存在する. これらの特性は, 限られたダイナミックレンジのもとで色や輝度を対比させて, 対象をより良く見るための補正機構と考えられる. 我々はこの視覚特性に着目する側抑制機構の数理モデル提案しているが, 本稿ではさらに, 当該のモデルをカラーに適用できるよう拡張をし, 明るさや色彩の知覚における, 側抑制機構の役割とその必然性を検討した. またこのモデルを用いてカラー画像の自然なコントラスト改善と強調処理の実現できることを明らかにした. さらに, 視覚心理で知られている色のマッハバンド現象, 色の補色残像現象といった視覚現象を説明し, 再現できることを示した.

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571980077370136064
  • NII論文ID
    110003274554
  • NII書誌ID
    AN10541106
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ