側抑制機構の数理モデルとカラー画像処理への応用
書誌事項
- タイトル別名
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- Application of Lateral Inhibition Model to Color Image Processing
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説明
人の視覚系には, 正反応と負反応の2種類の視覚特性が存在する. これらの特性は, 限られたダイナミックレンジのもとで色や輝度を対比させて, 対象をより良く見るための補正機構と考えられる. 我々はこの視覚特性に着目する側抑制機構の数理モデル提案しているが, 本稿ではさらに, 当該のモデルをカラーに適用できるよう拡張をし, 明るさや色彩の知覚における, 側抑制機構の役割とその必然性を検討した. またこのモデルを用いてカラー画像の自然なコントラスト改善と強調処理の実現できることを明らかにした. さらに, 視覚心理で知られている色のマッハバンド現象, 色の補色残像現象といった視覚現象を説明し, 再現できることを示した.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
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電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 96 (308), 41-48, 1996-10-18
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571980077370136064
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- NII論文ID
- 110003274554
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- NII書誌ID
- AN10541106
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles