マレイミド/シアネート系の反応及びその硬化物特性

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Reactions and the Mechanical Properties of Maleimide/Cyanate Resin System

説明

シアネート化合物としてビス (3, 5-ジメチル-4-シアネートフェニル) メタン (MC) を, マレイミド化合物として2, 2-ビス [4- (4-マレイミドフェノキシ) フェニル] プロパン (MI) を選び, MI/MC系の反応及びその硬化物特性について検討した。<BR>シアネート基とマレイミド基の反応性は近いが, シアネート基は3量化によりトリアジン環を生成し, マレイミド基は重合反応により別々に反応する。IR, 13C NMRよりシアネート基とマレイミド基との付加反応は認められなかった。<BR>粘弾性曲線よりtanδピークが1本であることからMI/MC系は相溶系であり相互侵入網目 (IPN) になっていると考えられる。マレイミド成分が増加することによってTg, 熱時強度が高くなり, 比重, 吸水率が大きくなり, ε, tanδがわずかに大きくなった。

収録刊行物

  • 熱硬化性樹脂

    熱硬化性樹脂 16 (1), 1-10, 1995

    Japan Thermosetting Plastics Industry Association

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