Bursaphelenchus属線虫2種の便乗ステージ形成に及ぼすヒゲナガカミキリ族カミキリムシ2種の影響
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抄録
クワノザイセンチュウとタラノザイセンチュウの便乗ステージ形成に及ぼす、媒介者であるヒゲナガカミキリ族カミキリムシの影響を、簡便な新人工蛹室を用いて調べた。クワノザイセンチュウの分散型第4期幼虫とタラノザイセンチュウの寄生型成虫は、それぞれキボシカミキリとセンノカミキリによって媒介される。クワノザイセンチュウの分散型第4期幼虫とタラノザイセンチュウの寄生型成虫は、媒介者であるカミキリムシの存在下で出現し、カミキリムシが存在しない場合には出現しなかった。すなわち、カミキリムシの存在が、クワノザイセンチュウとタラノザイセンチュウの生活環に影響した。
収録刊行物
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- Nematological research
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Nematological research 43 (1), 9-14, 2013-07
日本線虫学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571980078165315584
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- NII論文ID
- 220000139854
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- NII書誌ID
- AA12415279
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- CiNii Articles