納豆菌産生多糖類あるいは酵母のアルコール抽出物がラットの脂質代謝におよぼす影響

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タイトル別名
  • Effect of polysaccharide produced by Bacillus natto or alcohol extract of yeast on the lipid metabolism of rats

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説明

Bacillus natto産生多糖類あるいは酵母のアルコール抽出物がコレステロール食ラットの脂質代謝におよぼす影響について検討した。(1)Bacillus subtilis natto(納豆菌)産生レバンはラットの血清と肝臓の脂質レベルを低下させることはできなかった。一方, レバンと同じフラクタンである市販のイヌリンは血清の総コレステロールとトリグリセリド量を有意に減少させた。(2)イヌリン投与ラットの食餌コレステロールの吸収率は対照ラットに比べて著しく低下した。(3)Sporobolomyces ruberrimus(赤色酵母)あるいはSaccharomyces uvarum(ビール酵母)のアルコール抽出物はコレステロール食ラットの血清の総コレステロールあるいはトリグリセリド量を減少させた。この報告は著者らの実験指導のもとに本学食物学専攻学生の高橋貴美子, 山口羊子, 安部博美ならびに井波忍君らがまとめた卒業論文の一部である。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572543026801484544
  • NII論文ID
    110001161104
  • NII書誌ID
    AN0003273X
  • ISSN
    02883953
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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