抗精神病薬による急性ジストニアが原因として考えられた顎関節脱臼の一例

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タイトル別名
  • A Case of Dislocation of the Jaw Caused by Antipsychotic-induced Acute Dystonia

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説明

今回われわれは,抗精神病薬内服開始後に急性ジストニアを発症し,主症状が顎関節脱臼であったため一般歯科を受診した患者の一症例を経験した.顎関節脱臼は強い筋硬直を伴うもので非常に整復は困難であり,さらに加療中に上気道閉塞症状を呈したが,専門医との連携および気道確保等の手技で無事対処し得た.抗精神病薬を投与されている患者で口周囲の症状を主訴として来院した場合,薬剤性急性ジストニアの可能性を念頭において治療する必要があると思われた.

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