適応信号処理の副読本

  • 藤井 健作
    (株)富士通研究所 ネットワークシステム研究所

書誌事項

タイトル別名
  • A Supplementary Review to Comprehend the Adaptive Algorithm

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説明

本報告では適応アルゴリズムの原理を従来とは異なる視点から説明を試みる. その視点は学 習同定法の1次巡回型フィルタ表現から見出される, すなわち, その視点によれば適応アルゴリズムの原理は相関による直流化, パワーによる正規化, 低域フィルタによる目的外信号の抑制に帰着されることが示される. また, この解釈によれば適応フィルタ係数の収束速度はその係数推定値の利用, 積分値からの推定誤差の排出, によって高速化されることが明らかになる. 本報告では, その排出法には3種類があってそれぞれ, 学習同定法, 個別正規化LMS法, 亜逐次最小2乗法に対応することを示す.

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参考文献 (26)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572543027292121344
  • NII論文ID
    110003284041
  • NII書誌ID
    AN10164817
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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