低価格なカラーリバーサルフィルムの自家現像法
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- 梅谷 健彦
- 神戸大学医学部
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説明
著者は低価格(1本当り約200円)で入手しやすい試薬を用いたカラーリバーサルフィルムの自家現像処理法を考案し,比較的良好な結果を得ているので紹介する。フィルムの現像処理は28℃の温度下で以下の手順で行う。1.第1現像液(フェニドン0.6g,ハイドロキノン8g,無水亜硫酸ナトリウム40g,炭酸ナトリウム1水塩46.8g,臭化カリウム2g,チオシアン酸ナトリウム2g,O.2%硝酸6ニトロベンズイミダゾール水溶液15mlを蒸留水に溶解して1000mlにした液), 13分。2. 流水で水洗5分。3.反転露光。4. 発色現像液(燐酸3ナトリウム12水塩40g,水酸化ナトリウム1Og,ベンジールアルコール5ml,硫酸エチレンジアミン6g,シトラジン酸2g,硫酸ジエチルパラフェニレンジアミン4gを蒸留水に溶解して1000mlにした液),15分5.流水で水洗,5分。6. 清浄液(メタ重亜硫酸カリウム20gを蒸留水に溶解して1000mlにした液),5分。7.流水で水洗,5分。8. 漂白液(フェリシアン化カリウム80g,臭化カリウム2g,燐酸2ナトリウム12水塩25.3g,炭酸ナトリウム1水塩4gを蒸留水に溶解して1000mlにした液),8分。9.流水で水洗,5分。10. 定着液(ハイポ160g,メタ重亜硫酸カリウム10g,燐酸1ナトリウム2水塩11.6gを蒸留水に溶解して1000mlにした液),6分。11.流水で水洗8分。12. 安定液(ホルマリン6ml, ドライウェルなどの湿潤剤1Omlを蒸溜水に加えて1000mlにした液),1分。
収録刊行物
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- 神戸大学医学部紀要
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神戸大学医学部紀要 55 (1), 23-27, 1994-12
神戸大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573105976715194240
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- NII論文ID
- 110001179847
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- NII書誌ID
- AN00085973
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- ISSN
- 00756431
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles