組合せ回路のタイミング解析におけるクリティカル経路の一検出法

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タイトル別名
  • Critical Path Detection of Combinational Circuits in Timing Analysis

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説明

回路の最大伝搬遅延を与えるクリティカル経路について,単一および多重経路に対するクリティカル経路の検出法を考察する.まず,筆者らが先に提案した構造記述関数(EFF)を用いて,単一経路に対するクリティカル経路問題を統一的に整理,分類し,それらの検出理論をEFFの経路微分を用いて与える.次に,この検出理論を大規模回路に適用するため,回路を部分樹状回路に分割し,それらのEFFを結合した拡張EFFを新たに提案する.さらに,部分樹状回路ごとのEFFに対する経路微分を後方操作によって得られる入力の集合で求め,それらを順次交差することで拡張EFFの経路微分を行う手法を述べる.また,このクリティカル経路の判定法をプログラム化し,ベンチマーク回路に適用した実験結果を示す.最後に,これまでの理論を拡張した多重経路に対するクリティカル経路問題について言及する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573105977036563840
  • NII論文ID
    110002930402
  • NII書誌ID
    AN1011091X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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