ポリ(4-ヒドロキシスチレン)とポリ(2-ビニルピリジン)の溶液における相互作用に関する研究
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- 大淵 陽子
- 有明高専工業化学科
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説明
溶旅中におけるポリ(4-ヒドロキシスチレン)(PHS)とポリ(2-ビニルピリジン)(P2VP)の分子間相互作用について粘度法,紫外分光法,蛍光分光法を用いて調べた.溶媒にはジメチルホルムアミド(DMF)とメタノールを用い,比較検討した.極限粘度数を測定した結果,メタノール中でPHSとP2VPはインターポリマーコンプレックスを形成し,高分子同士が強く相互作用していることがわかった.紫外吸収スペクトルの測定結果から. DMF中では高分子同士の親和力より,高分子と溶媒との親和力が大きいことがわかった.これらの結果よりPHSとP2VPに対してDMFよりメタノールの方が貧溶媒であると思われたが,蛍光スペクトル測定よりメタノールの方がDMFよりこれらの高分子に対して良溶媒であることがわかった.
収録刊行物
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- 高等専門学校の教育と研究 : 日本高専学会誌
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高等専門学校の教育と研究 : 日本高専学会誌 3 (3), 58-65, 1998-07-31
日本高専学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573668926674203136
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- NII論文ID
- 110001379460
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- NII書誌ID
- AA11198492
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- ISSN
- 1343456X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles