サービスモビリティから見た通信の抽象化

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タイトル別名
  • Channel Abstraction from the Perspective of Service Mobility

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説明

筆者らは,端末のネットワーク間移動だけではなく,通信サービスの端末間移動をサポートするサービスモビリティに関する研究を行ってきた.実現可能なサービスモビリティを決定づける技術的課題は,通信における連続する「サービス」をどのように定義するかということである.これまで提案されてきたサービスモビリティの多くは,宛先を「サービス」にすることで宛先に柔軟性を与えネットワーク内でその柔軟性の曖昧さを解決し所望の端末にデータが到達するモデルであった.筆者らが構築したサービスモビリティ技術は,まずサービスを提供・享受するユーザ間の制御端末でセキュアなチャネルを設け,そのチャネルを利用してユーザがネゴシエーションをすることで,サービスを切り替えていくモデルである.サービスモビリティ技術を通信の抽象化技術として見るならば,これまでのアプローチは,宛先アドレスの抽象化であり,筆者らのアプローチは通信チャネルの抽象化と呼ぶことができよう.通信チャネルの抽象化技術は,エンドツーエンド思想に基づいており,通信相手を意識した柔軟な通信サービスを実現することが可能となる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573668927213860096
  • NII論文ID
    110003173141
  • NII書誌ID
    AA1154676X
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • CiNii Articles
    • KAKEN

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