サービスモビリティから見た通信の抽象化
書誌事項
- タイトル別名
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- Channel Abstraction from the Perspective of Service Mobility
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説明
筆者らは,端末のネットワーク間移動だけではなく,通信サービスの端末間移動をサポートするサービスモビリティに関する研究を行ってきた.実現可能なサービスモビリティを決定づける技術的課題は,通信における連続する「サービス」をどのように定義するかということである.これまで提案されてきたサービスモビリティの多くは,宛先を「サービス」にすることで宛先に柔軟性を与えネットワーク内でその柔軟性の曖昧さを解決し所望の端末にデータが到達するモデルであった.筆者らが構築したサービスモビリティ技術は,まずサービスを提供・享受するユーザ間の制御端末でセキュアなチャネルを設け,そのチャネルを利用してユーザがネゴシエーションをすることで,サービスを切り替えていくモデルである.サービスモビリティ技術を通信の抽象化技術として見るならば,これまでのアプローチは,宛先アドレスの抽象化であり,筆者らのアプローチは通信チャネルの抽象化と呼ぶことができよう.通信チャネルの抽象化技術は,エンドツーエンド思想に基づいており,通信相手を意識した柔軟な通信サービスを実現することが可能となる.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信
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電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 104 (189), 19-, 2004-07-08
一般社団法人電子情報通信学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573668927213860096
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- NII論文ID
- 110003173141
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- NII書誌ID
- AA1154676X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- CiNii Articles
- KAKEN