手話空間と方向動詞による手話文解析
書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of Sign Language Sentence by Signing Space and Directional Verb
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説明
米手話の代名詞体系には一定の手話空間が代名詞として設定された後には、この空間が手話文のなかで文法的に使われ、その代名詞に相当する手話単語は明示的には表現されない。また、方向動詞には、その動詞のサインの中に、すなわち、動詞の位置や動き情報の中に動詞の主体と客体に対する情報が含まれていて、その動詞を含む文では主語や目的語が明示的には出て未ず、手話空間から参照される。そこで、手話を計算機の上で処理し、認識しようとすると、手話文では省略語が多いため、単に手話の構成素 - 手の形、手の位置、手の動き、掌の方向 - の解析だけではその文の正確な認識が困難である。従って、手話文を認識、解析する際には、代名詞として扱われる手話空間と動詞の位置や動き情報を互いに処理する必要がある。そこで、本研究ではASLを対象として手話空間の情報と方向動詞の位置や動き情報を考慮して、手話文解析を行なった。
収録刊行物
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- 信学技報
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信学技報 95 71-78, 1995
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573950402107451520
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- NII論文ID
- 110003299574
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- NII書誌ID
- AN10013232
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles