Linuxスケジューラによるリークモニタを用いた細粒度パワーゲーティング制御手法と実チップにおける評価
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説明
本研究では,細粒度パワーゲーティング (PG) 機能を備えた低電力プロセッサ "Geyser" を用いて,OS による PG 制御を行い,プロセッサの消費電力低減を目指す.PG 制御の省電力効果を高めるためには,実行時のチップ温度によって変化する PG の電力削減効果に対応する必要があるが,従来の制御手法では実チップの温度を OS が取得できず,省電力効果が低下する問題があった.本研究では,チップ温度をより正確に取得できるデバイスであるリークモニタを用いた,実行時のチップ温度に適した PG 制御手法を提案する.提案手法の省電力効果をより高めるためのハードウェア環境をエミュレートした場合の電力評価を実チップ上で行い,最大 17.5%の平均消費電力削減を達成した.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. 計算機アーキテクチャ研究会報告
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情報処理学会研究報告. 計算機アーキテクチャ研究会報告 2014 (14), 1-9, 2014-05-07
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573950402646298880
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- NII論文ID
- 110009766985
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- NII書誌ID
- AN10096105
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles