単電子回路による量子ホップフィールドネットワーク : ローカルミニマム問題のないホップフィールドネットワーク

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タイトル別名
  • Quantum Hopfield Network Using Single-Electron Circuits : Hopfield Network Without the Local-Minimum Problem

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説明

ホップフィールドネットワークは組み合わせ最適化問題を解くための計算手法である。ネットワークのエネルギー関数を最適化問題のコスト関数と対応させ、ネットワークが最小エネルギー状態に収束した状態をみて問題の解を求める。しかし多くのローカルミニマムが存在するため、正解が常に得られるという保証はない。このローカルミニマムの問題を解決するため、単電子回路によりホップフィールドネットワークを構成することを提案する。単電子回路においては、2つかそれ以上の接合においてトンネル事象が同時に(コヒーレントな結合として一体的に)起こる「協同トンネル現象」がある。これを利用すれば、ローカルミニマムのない「量子ホップフィールドネットワーク」をつくることができる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1574231877214432896
  • NII論文ID
    110003232832
  • NII書誌ID
    AN10091178
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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