声道断面積関数を用いた英語発声における母語の違いによる声道形状の違いの調査(オーガナイズドセッション:ポスター発表,分析,特徴量,音声一般,聴覚一般)

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of difference of vocal tract shape due to difference in the mother tongue in English utterances by using vocal tract area function

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説明

本研究では日本語母語話者の英語学習者支援を目的としたシステムの構築を行っている.発声時の声道形状に着目し,声道断面積関数(VTAF)抽出手法を用いて声道形状を推定し,実際の声道形状との対応関係を調査した.本報では,VTAFを用いて,日本語母語話者にとって聞き分けが難しいとされる英語子音音素/l/と/r/の対数声道断面積(LVTAF)を計算し比較を行った.その結果,英語子音音素/r/では口唇から4〜7cmの区間で断面積の値が減少する傾向が見られた.これは/r/の発声時に舌を後ろに下げることに対応している.これに対して英語子音音素/l/では一貫した傾向が見られなかった.声道断面積関数抽出手法では,舌が上下の動きの場合の推定の精度が低いと考えられる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1574231877596575744
  • NII論文ID
    110009959281
  • NII書誌ID
    AN10013221
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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