サトイモ粘質物および多糖画分の性状
書誌事項
- タイトル別名
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- Characterization of taro mucilage and polysaccharid
- サトイモネンシチモツ オヨビ タトウ カクブン ノ セイジョウ
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説明
愛媛県が育成した2品種のサトイモ,‘愛媛農試V2号’および‘媛かぐや’の水溶性高分子成分をゲルろ過クロマトにより分子サイズで分画し,多糖およびタンパク質成分と粘度との関連を調査した結果,サトイモの粘り成分は多糖のアラビノガラクタンと考えられ,その含量は粘りの強い品種‘愛媛農試V2号’で多く,粘りの弱い‘媛かぐや’で少なかった。サトイモを沸騰水中で加熱した後に行った同様の分析から,2品種ともアラビノガラクタン含量に変化は認められなかったが,タンパク質濃度は1/4以下となった。加熱後においてもアラビノガラクタンの粘性に変化は認められず,加熱前後あるいは両品種に含まれるアラビノガラクタンの分子量はほぼ同じと推定された。
収録刊行物
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- 愛媛県農林水産研究所企画環境部・農業研究部研究報告
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愛媛県農林水産研究所企画環境部・農業研究部研究報告 (6), 34-38, 2014-03
松山 : 愛媛県農林水産研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813729231488
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- NII論文ID
- 40020054393
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- NII書誌ID
- AA12400453
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- ISSN
- 18837395
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- NDL書誌ID
- 025434553
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles