Capsaicinおよび<i>N</i>-docosahexaenoyl-vanillylamideのtaxol耐性HeLa細胞の増殖に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of capsaicin and <i>N</i>-docosahexaenoyl-vanillylamide on growth of taxol-tolerant HeLa cells
  • CapsaicinおよびN-docosahexaenoyl-vanillylamideのtaxol耐性HeLa細胞の増殖に及ぼす影響
  • Capsaicin オヨビ N docosahexaenoyl vanillylamide ノ taxol タイセイ HeLa サイボウ ノ ゾウショク ニ オヨボス エイキョウ

この論文をさがす

抄録

本研究ではCAPの脂肪酸部分をDHAに置換した誘導体(dohevanil)を合成し、多剤耐性能を有する耐性HeLa細胞に対する細胞増殖への影響を検討した。その結果、耐性HeLa細胞はtaxol, etoposide及びCAPに対して耐性を示したが、dohevanilに対しては耐性を示さず、更にtaxolとの共存下ではtaxolの非共存下に比べ、著しい細胞死誘導効果が認められた。以上の結果より、癌治療において、未だ解決されていない重要な課題である多剤耐性克服へのdohevanilの有用性が示唆された。

収録刊行物

参考文献 (9)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ