シイタケおよびFlammulina populicola培養への低分子ヒアルロン酸を主成分とするニワトリ鶏冠分解物の応用

書誌事項

タイトル別名
  • Application of comb (chicken) hydrolyzates containing a lot of low-molecular weight hyaluronic acid to the culture of Lentinula edodes and Flammulina populicola
  • シイタケ オヨビ Flammulina populicola バイヨウ エ ノ テイブンシ ヒアルロンサン オ シュセイブン ト スル ニワトリ ケイカン ブンカイブツ ノ オウヨウ

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説明

機能性の生体成分として知られるヒアルロン酸(HA)を低分子化し,低分子HAを主成分とするニワトリ鶏冠分解物を用い,シイタケおよびFlammulina populicolaの菌糸体生育と子実体形成に及ぼす低分子HAの影響について検討した.その結果,シイタケの菌糸体生育は本分解物の添加培養(0.125%)で促進され,無添加対照区のそれぞれ1.75倍(森465号),1.44倍(明治株),1.67倍(菌興324株)の菌糸体乾燥重量を得た.またF.populicola NBRC 7777株では0.125%のHA分解物の添加で1.70倍の菌糸体重量が得られ,子実体収量も1.75倍に増加した.さらに,この菌株を用い,低分子HAの菌体への取り込みについて,HA分解物のN-アセチルグルコサミン量を調べたところ,菌糸体で2.85倍,子実体で2.69倍に増加した.また,無添加の対照区では検出されなかったグルコサミノグリカンが,分解物の添加区で69.30-469.0μg/Petri dish検出され,培地に添加したグルコサミノグリカン量の0.35-0.52%が子実体中で確認された.

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参考文献 (21)*注記

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