タンニン酸を補添したかき渋のおり下げ効果とタンニン酸の定量

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  • タンニンサン オ ホテンシタ カキシブ ノ オリカ ゲ コウカ ト タンニンサ

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酒石酸鉄溶液による発色法を用いて楠渋中および清酒中のタンニン酸を定量することを検討した。<BR>1) 柿渋自体も本法により発色し, タン論ン酸として3%程度の定量値を得たので, タンニン酸添加柿渋中の添加タンニン酸量を厳密に測定するには, 添加前の柿渋についても測定を行なわなけれぽならない。<BR>2) 本法によるタンニン酸量1mgはコロイド滴定力価の2.7単位に相当した。<BR>3) タンニン酸添加柿渋を用いてオリ下げを行なった清酒中には大抵の場合, 10ppm程度のタンニン酸が残留するが, このものは活性炭処理で除去することができた。

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