時間的持続性および面的波及性の観点からの水害教育効果の分析 ~三重県内の小学校における調査を通じて~

  • 竹之内 健介
    香川大学 創造工学部
  • 谷田 翔平
    国土交通省中部地方整備局 木曽川上流河川事務所 管理課(前 国土交通省中部地方整備局三重河川国道事務所 調査課)
  • 堀江 隆生
    国土交通省 中部地方整備局 河川部 河川 計画課(前 国土交通省中部地方整備局 三重河川国道事務所 調査課)
  • 石井 美帆
    パシフィックコンサルタンツ株式会社 国土基盤事業本部 防災部 危機管理室
  • 浅見 ユリ子
    パシフィックコンサルタンツ株式会社 中部支社国土基盤事業部 河川室

書誌事項

タイトル別名
  • ANALYSIS OF FLOOD EDUCATIONAL EFFECTS FROM THE PERSPECTIVE OF TEMPORAL PERSISTENCE AND RIPPLE EFFECT ON SURROUNDINGS : THROUGH A SURVEY IN ELEMENTARY SCHOOLS IN MIE PREFECTURE

抄録

<p> 本研究では,水害教育を実施している三重県内の小学校を対象に,アンケート調査を通じ,その教育効果がどの程度継続しているかという時間的持続性,そして,家庭など周囲にどの程度影響しているかという面的波及性の両面から水害教育の効果に関する分析を行った.つまり,水害教育の効果を児童個人に対する一時的な教育効果に加え,長期的・社会的効果について,その一端を調査したものである.結果,教育効果は自助意識として最も強く現れるとともに,時間的持続性として,2年後の比較調査から,教育効果の減衰の可能性が確認された.また面的波及性として,家庭への波及効果としては日常のやり取りが大きく影響するなどの特徴が確認された.本研究の結果から,水害教育の効果について,より多面的に議論する必要性が改めて確認された.</p>

収録刊行物

参考文献 (15)*注記

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