アルコール多飲者の上部消化管疾患に対する内視鏡診断―食道扁平上皮癌・下咽頭癌を中心に―

DOI
  • 佐々木 文郷
    鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科消化器疾患・生活習慣病学
  • 上村 修司
    鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科消化器疾患・生活習慣病学
  • 井戸 章雄
    鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科消化器疾患・生活習慣病学

書誌事項

タイトル別名
  • ENDOSCOPIC DIAGNOSIS OF ALCOHOL-RELATED UPPER GASTROINTESTINAL DISEASES

説明

<p>アルコールに関連する上部消化管疾患は,食道扁平上皮癌が代表であるが,下咽頭癌をはじめとする頭頸部癌,さらには胃癌も含まれる.特に食道扁平上皮癌の発癌は,アルコールに含まれるエタノールおよびアルコール代謝中に生じるアルデヒドとの強い関連がある.そのため,高リスク患者の拾い上げには,アルコールに関連する問診票やアルコール代謝関連酵素の遺伝子多型関連検査の活用が重要である.さらに実際の食道扁平上皮癌および下咽頭癌の診断には,画像強調観察を併用した診断が有用であり,患者のリスクに合わせた内視鏡観察を行うことが重要である.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390019435379975296
  • DOI
    10.11280/gee.66.1447
  • ISSN
    18845738
    03871207
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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