流早産既往を有する早産ハイリスク妊娠におけるプロゲステロン腟坐剤の早産予防効果の検証
書誌事項
- タイトル別名
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- Efficacy of vaginal progesterone for preventing preterm birth in women with singleton pregnancies with prior spontaneous preterm birth or second-trimester miscarriage
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説明
<p> 流早産既往妊婦に対するプロゲステロン腟坐剤(VP)の早産予防効果について検証した前方視介入試験である.VP群の対象は妊娠中期自然流産(sSTM)または自然早産(sPTB)既往のある無症状の単胎妊娠とし,妊娠16+0週~33+6週にVP投与を行った.ヒストリカルコホートを対照群とし,VP投与のないsSTM/sPTB既往のある無症状の単胎妊娠を対象とした.主要評価項目を妊娠36週未満の早産割合とし,両群を比較検討した.VP群は79名,対照群は76名が対象となり,sSTM既往および妊娠28週未満のsPTB既往の割合はVP群で有意に高く,複数回のsSTM/sPTB既往のうち最も早い分娩週数の中央値はVP群が対照群より早かった.妊娠36週未満の早産割合はVP群で8.9%,対照群で17.1%とVP群の方が低かった.流早産既往妊婦へのVP投与は反復早産予防において有用である可能性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 日本周産期・新生児医学会雑誌
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日本周産期・新生児医学会雑誌 60 (3), 429-434, 2024
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390020984115941760
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- ISSN
- 24354996
- 1348964X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可