-
- 島田 和子
- 山口県立大学生活科学部栄養学科
書誌事項
- タイトル別名
-
- シクロデキストリンを利用した食品
- シクロデキストリン オ リヨウ シタ ショクヒン
この論文をさがす
抄録
シクロデキストリン(CD)はデンプンにCD合成酵素を作用させて得られる環状のオリゴ糖である。CDはその環状構造の内部が疎水的な性質を示すために, 種々の有機化合物とくに疎水性(油性)物質を包接する。CDの包接作用を利用した食品分野での応用としては, (1)不安定物質の安定化(酸化, 光分解, 熱分解, 揮散等の防止), (2)異味・異臭の除去, (3)吸湿・固化の防止, (4)粉末化基剤, (5)乳化作用, その他物性の改良, などがあげられる。今後も, 多機能で安全な天然食品添加物であるCDを利用した食品が開発されると期待される。
収録刊行物
-
- 化学と教育
-
化学と教育 46 (9), 554-557, 1998
公益社団法人 日本化学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679284692608
-
- NII論文ID
- 110001830173
-
- NII書誌ID
- AN10033386
-
- ISSN
- 24241830
- 03862151
-
- NDL書誌ID
- 4564769
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可