特別支援学校在籍児童生徒の「副次的な学籍」の現状と課題 : 交流及び共同学習の視点から

書誌事項

タイトル別名
  • Current Status and Issues of “Deputy Register System” of Special Needs School Students : From the Perspective of Exchange Activities and Collaborative Learning
  • トクベツ シエン ガッコウ ザイセキ ジドウ セイト ノ フクジテキナ ガクセキ ノ ゲンジョウ ト カダイ : コウリュウ オヨビ キョウドウ ガクシュウ ノ シテン カラ

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抄録

特別支援学校在籍児童生徒の「副次的な学籍」とは、対象となる児童生徒の主とする学籍を特別支援学校に置き、副次的な学籍を居住地域の小学校、中学校等に置く仕組みのことである。本研究は、まず「交流及び共同学習」の視点から「副次的な学籍」に関する国内の研究について関係資料を収集し、これまでの研究成果とその特徴をまとめた。そして、都道府県及び政令指定都市の教育委員会が、ホームページ上で公開する情報をもとに「副次的な学籍」の取り組みに関する国内の状況をまとめた。本研究は、それらの情報をもとに「副次的な学籍」の現状と課題を検討した。その結果、先行研究との比較で「副次的な学籍」を置く自治体が増加したことを確認し、今後「副次的な学籍」の設置を研究又は検討中の自治体が、全国に点在していることも確認した。この先の調査では、自治体への聞き取りやアンケート等により「副次的な学籍」の実態を検証していくことが望まれる。

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