<実践報告>オンライン授業での日本語能力上達を左右する要因 --2020年度前期の京都大学日本語科目履修者及び担当教員に対するアンケート調査を基に--

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タイトル別名
  • <Survey and Practical Report>Factors Affecting the Outcomes of Online Japanese Classes: Insights from Kyoto University 2020 Spring Semester Online Japanese Class Survey
  • オンライン授業での日本語能力上達を左右する要因 : 2020年度前期の京都大学日本語科目履修者及び担当教員に対するアンケート調査を基に
  • オンライン ジュギョウ デ ノ ニホンゴ ノウリョク ジョウタツ オ サユウ スル ヨウイン : 2020ネンド ゼンキ ノ キョウト ダイガク ニホンゴ カモク リシュウシャ オヨビ タントウ キョウイン ニ タイスル アンケート チョウサ オ モト ニ

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説明

授業のオンライン実施は日本語学習者の日本語能力の上達にいかなる影響を与えるのか。その検証を目的として、2020年度前期に京都大学で開講したオンライン日本語授業の履修者及び担当教員を対象としたアンケート調査を実施した。履修者、教員共にオンライン授業で日本語能力が概ね上達したと実感していることから、オンライン授業を介して日本語能力の上達は充分に可能なことが明らかになった。しかし、上達を実感していない履修者も一定程度見られることが浮き彫りになった、一方、オンライン授業への転換によって生じた学習媒体、学習環境、学習スタイルの変化による影響に対する検証では、オンライン日本語授業の効果を左右し得る要素としてストレス、集中力、予習・復習の必要性、質問しにくさ、インタラクション及び学習環境が浮かび上がってきた。オンライン授業を実施する際には、それらに対する注意が必要であること、更には、学習技能に合わせたより一層の工夫が必要であることが示唆された。

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