洪積砂礫地盤における新幹線高架橋の直接基礎の支持性能評価

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タイトル別名
  • Evaluation of stability performance of shallow foundations on diluvial sandy gravel ground of Shinkansen viaduct

説明

<p>九州新幹線(武雄温泉・長崎間)の長崎県大村市内の平野部は,ラーメン高架橋および桁式高架橋で構成される区間であり,扇状地堆積物を支持層とする直接基礎形式が採用された。供用開始後も含めて高精度の軌道管理が必要とされる新幹線高架橋の基礎においては,極限支持力を有するだけでなく,変位を極力生じさせないことが求められる。当該地区の地盤は概ね鉄道構造物の支持地盤条件の目安(N 値 30)以上であるが,局所的に N 値が 20 程度であり,新幹線高架橋に直接基礎を採用するためには入念な検討によりその支持性能を評価する必要があった。本稿では,原位置せん断摩擦試験等詳細試験による支持地盤の設計用値の設定,最大載荷板幅 1,000mm の平板載荷試験による設計用値の妥当性の確認および施工時の支持層管理手法の提案により,新幹線高架橋に求められる支持性能を有することを確認した結果を報告する。</p>

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