AI時代に対応したメディアリテラシーの授業実践と評価 : AI人工物の認識と各大学の生成系AIへの対応

書誌事項

タイトル別名
  • Classroom Practice and Evaluation of Media Literacy for the AI Age : Recognition of AI artifacts and each university's response to generative AI

抄録

本研究では、AI時代に対応したメディアリテラシーの授業実践により授業に対する学生の認識の変化を明らかにした。その結果、2021年度では、メディアからの報道は、複数の媒体を比較して判断することが大切であると考えていた。一方、2022年度は、フェイクニュースやデマに惑わされないリテラシーの重要性を学んだことが示唆された。このように、学生は社会情勢の変化とともに生成系AIなど新しいメディアを効果的に利用し、批判的に分析する能力を身につけることの重要性を認識していることが示唆された。また、「AI人工物に対する否定的態度」に関する認識が所属別でどう違うのかを検討した結果、教職課程群の方が経営情報群よりAI人工物に対する否定的な態度が強いということが明らかになった。さらに、各大学は生成系AIについて、どのような留意点を公開しているかを検討した結果、自ら考えることの重要性や教員の指示などを表明していることが示唆された。

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