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- 國中 明
- 千葉科学大学・薬学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Discovery and development of umami taste in 5'-inosinate and 5'-guanylate
- 核酸系化合物のうま味の発見とその後の展開
- カクサンケイ カゴウブツ ノ ウマミ ノ ハッケン ト ソノゴ ノ テンカイ
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説明
核酸系化合物のうち5'-イノシン酸と5'-グアニル酸はうま味を呈し、L-グルタミン酸と共存するとうま味が相乗的に増強した。リボ核酸(RNA)をアオカビ酵素ヌクレアーゼP_1によって分解し、この鰹節のうま味5'-イノシン酸と椎茸のうま味5'-グアニル酸を同時に生産することが可能となり、これらを昆布のうま味L-グルタミン酸に配合して相乗作用を活かした複合うま味調味料が1961年に誕生した。ヌクレアーゼP_1は生化学基礎研究にも貢献し、また核酸分解物からはインターフェロン・インデューサー、抗腫瘍剤、抗ウイルス剤、血圧降下剤、準必須栄養素、各種診断薬、遺伝子治療素材などが生み出されている。
収録刊行物
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- 日本味と匂学会誌
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日本味と匂学会誌 15 (2), 159-168, 2008
日本味と匂学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845712966117632
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- NII論文ID
- 110006879038
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- NII書誌ID
- AA11426393
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- ISSN
- 24241326
- 13404806
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- NDL書誌ID
- 9636139
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可