電波の到来角差を用いる下りリンクTDOA測位法

書誌事項

タイトル別名
  • A Downlink TDOA Positioning Method Using Angle Difference Of Arrival (ADOA)

説明

本論文では,2送信局から電波を受信する環境において,移動局が二つの電波の到来角差を用いて測位を行う下りリンクTDOA (Time Difference Of Arrival)測位法を提案する.提案法では,二つの電波の到来時間差とその二つの電波の到来角差を同時に満たす位置を移動局の位置として推定する.提案法を用いると,通常のTDOA測位法では対応できない2送信局のみから電波を受信する環境で,移動局の位置を推定することができる.性能評価の結果,送信局間隔50 mのもとで現実的な無線伝送を行う場合,提案法では数m以下の測位誤差で測位を行えることが明らかとなった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390852870562959232
  • DOI
    10.14923/transcomj.2021jbp3009
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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