医療用輸液製剤の識別性向上に効果的な提示方法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Presentation Methods That Improve Intravenous Solution Identification

説明

医療事故防止のため、識別しやすい輸液製剤の提示方法について検討した。福岡県内の20代~40代の女性21名を対象に、輸液製剤30サンプルの画像から「口頭による指示」「文字による提示」「文字+画像による提示」の3種の方法で示したサンプルを選択してもらい、判別の正誤と時間を測定した。3種の方法における30サンプルの判別の正誤では、「口頭による指示」は、「文字による提示」(p<0.01)、「文字+画像による提示」(p<0.05)より有意に低かった。回答に要した判別時間は、「文字+画像による提示」は「口頭による指示」や「文字による提示」より有意に短かった(p<0.001)。「口頭による指示」よりも電子カルテに画像を示した提示の方が、正確かつ短い時間で輸液製剤を識別できることが確認された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390865054699154944
  • DOI
    10.24538/jhesp.47.0_179
  • ISSN
    24348007
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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