地滑り津波と海溝型地震津波に対する避難計画の検討

  • 黄 はん
    株式会社インテックソリューションパワー 第二金融システム事業部
  • 永井 香織
    中央大学大学院 理工学研究科 都市人間環境学専攻
  • 村田 慎
    八千代エンジニアリング株式会社 事業統括本部 海外事業部 交通基盤部
  • 渡部 真史
    中央大学 理工学部都市環境学科
  • 有川 太郎
    中央大学 理工学部都市環境学科

書誌事項

タイトル別名
  • EXAMINATION OF EVACUATION PLAN FOR LANDSLIDE TSUNAMI AND SUBDUCTION ZONE EARTHQUAKE TSUNAMI

抄録

<p> 2018年のパル津波以降,パル市では様々な津波被害軽減対策が検討されてきた.パル湾内で発生する地滑り津波は比較的早い津波到達時刻が予想される.一方,マカッサル海峡での海溝型地震起因津波が発生した場合,到達まで20分程度の猶予があるものの地滑り津波発生時よりも広い浸水範囲が予想される.本研究では,スラウェシ州で策定されている復興計画に基づき,地滑り津波および海溝型地震起因の津波の複合災害を想定したパル市街地における津波被害軽減方法を検討した.津波ハザードマップに基づいた避難所の選定や沿岸部における道路の嵩上げを想定した.その結果,地滑り津波に対しては沿岸部における避難所の適切な選定や嵩上げ道路による対策が重要であることが示された.また,海溝型津波に対しては津波外力に耐えうる避難所確保の重要性を示した.</p>

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

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